2020/04/20 07:43
(2021.3.1 追記)
国境なき医師団の「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」が終了予定のため、2021年3月1日から寄付の使途を、
▼英語版はこちら(English)
今、私たちの生活は「新型コロナウィルス感染症」よって大きく変化してきています。生活の制限、経済的な不安、大切な人の命。いうまでもなく、それは日本だけの話ではありません。世界中の多くの人たちが、同じような不安や悲しみを抱えて過ごしています。
そんな不安や悲しみを克服するためなのか、医療従事者の子供の登園拒否、ドイツ国境でのフランス人へのコロナヘイト、アジア人へのコロナヘイト、他国のせいだと批判する国の指導者など、さらに不安や悲しみを増幅してしまうような出来事も多発しています。
疑心暗鬼にならざるを得ない不安な状況下で、戦うべき相手=コロナウィルスということを見失わず、命をかけて奮闘してくださっている方々、それが医療従事者のみなさんです。
このクリエイターによるチャリティーグッズ販売サイト「nomore(ノーモア)」では、当初、日本の支援団体への寄付を検討していました。ただ、冒頭で述べたとおり、コロナウィルスは日本だけの話ではなく、世界中の問題です。
日本に住んで税金も納めている外国の方の故郷であったり、日本の製品を買ってくれる企業がある国だったり、日本に観光に来て「いつかまた日本に来たい」と思っている人が住む国だったり、クールジャパンに魅せられて漫画が大好きな人が住む国だったり、日本のことはよく知らないけど寿司が大好きな人が住む国だったり。そんな日本に関係のある国に住んでいる人々が苦しんでいます。中には家族を亡くした人もいるでしょうし、その亡くなった方は日本が大好きな人だったかもしれません。
ソーシャルディスタンスを確保するために個人の範囲で閉じ込もっていなければいけない今の状況は、つい目を伏せて個人主義に陥りがちです。目を開いて外へ向けて見れば、同じようにたくさんの人々が苦しんでいます。ほとんどの国々が、日本に経済的にも社会的にもつながりを持っています。自分にとって無関係ではない海外に住んでいる人への支援にもつなげていきたい。そんな想いで「国境なき医師団」へ寄付したく考えています。
「国境なき医師団」による新型コロナウィルス感染症に対する活動について、ホームページより抜粋させていただきます( 2020年4月20日時点)。
今年1月末、香港で開始した感染予防啓発活動を皮切りに、中国・武漢市の病院への医療用保護具提供など、新型コロナウイルスの感染拡大に合わせた対応を行ってきた。現在は、死亡者数で中国を上回ったイタリアで、特に流行の深刻な北部の病院を支援。また、フランスとベルギーでは、ホームレス、移民、保護者のいない未成年者など特に脆弱な人びとの検査・ケアに協力している。スペインでも、医療機関の患者受け入れ能力を高めるため、保健当局との連携を進めている。また、多くの難民が過密状態で生活するギリシャ・レスボス島のモリア難民キャンプでの感染拡大に備えて、緊急時の対応を敷いている。
MSF日本会長の久留宮隆医師は、「世界で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、多くの人びとが健康上のリスクにさらされています。その中で医療従事者の安全確保は、あらゆる医療機関で最優先事項となっています。必要な医療物資の供給不足や、医療従事者の感染によって病院が機能停止に追い込まれる事態は避けなければなりません。また、国際社会は最も感染リスクの高い脆弱な人びとへのケアを忘れてはなりません。この危機的な状況を世界中が連帯し乗り越えられるよう、皆さまの支援を強くお願いします」と訴えている。
ベルギーの首都ブリュッセルに特設された医療テントで、 感染疑いのある移民の医療援助にあたるMSFスタッフ © Joffrey Monnier/MSF
3000円で「医療用防護マスク12枚」を提供できます。
5000円で「医療用フェイスシールド3点」を提供できます。
1万円で「医療用防護ゴーグル6点」を提供できます。
参照)国境なき医師団 WEBサイト
新型コロナウイルス感染症危機対応募金の留意点
「国境なき医師団」より、「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」につきましての留意点をご連絡いただきました。
以下もご確認くださいませ。
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・この資金は、
・この活動に必要な資金を上回る寄付をいただいた場合は、
・また、活動状況や資金調達状況に応じて、
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当プロジェクトでは「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」の受け付けが終了した際も、引き続き通常の「国境なき医師団」の医療援助へ寄付します。